古伊万里 漆絵輪線文 小皿
当時、日本では焼き物といえば陶器で、磁器は中国や朝鮮からの輸入に頼っていました。佐賀でも、唐津で作られる陶器が有名で、「からつもの」といえば陶器のことを指すくらい、西日本ではポピュラーなものでした。
佐賀の焼き物に変化が訪れたのは1600年頃。豊臣秀吉が朝鮮から陶工を連れて帰ったことから、徐々に磁器の生産が始まりました。
朝鮮からやってきた陶工が有田の泉山で陶石を発見したことがきっかけになりました。この陶石は火山岩が時間をかけて変化したもので、山に囲まれた盆地である有田の地形が生み出したもの。坂の多い地形は、登り窯を作るのにもぴったりでした。
これは江戸時代の後期頃に製造された小皿。はっきりとした赤絵の模様が、絶妙なバランスで描かれています。
取扱店舗
YAECA HOME STORE
素材:
磁器
通常価格 38,500円 (税込)