橋本晶子
蓋つき籠
岩手の盛岡で、すず竹を使った籠作りをしている橋本晶子さんに、編んでもらいました。蓋付きの籠です。
もともとは農家の閑散期に、すず竹を使って様々な民具を作っていた、岩手県二戸の鳥越地区。かねてから、民俗学や民具に関心のあった橋本晶子さんは、鳥越に通ううちに、当地で籠作りを続ける作家、柴田恵さんに出会い、7年間にわたってかご作りを学びました。
すず竹は、主に東北地方の山間部に自生する2メートルほどの、背の低い竹。西日本に多く自生している真竹に比べると、寒く涼しい土地で育ったすず竹は、細く、しなやかで、柔軟性があります。
自生しているすず竹を採取して、竹を割り、削いで、竹ひごを作り、籠を編み、仕上げる。橋本さんは、鳥越の作り手と同様に、最初から最後まで、すべての工程を一貫して、一人で行なっています。
編むものによって、その幅や厚みを揃えて、みずからの手で竹ひごを作る。ひとつひとつの細やかな仕事の積み重ねが、仕上がりの美しさを形作っています。
取扱店舗
CA JITSU
素材:
すず竹
通常価格 19,800円 (税込)