河井寛次郎の蓋物
大工の息子として生まれた河井寛次郎は、工業学校に通い、独自に釉薬や土についての研究を重ね、師を持たないまま陶芸家になった。
様々な研究の成果を取り入れた華やかな作品を発表して話題になったが、のちに柳宗悦の陶磁器展で見かけた、李朝の無名の陶工による簡素で美しい作品に感銘を受けて、次第に実用的な器を作るようになった。
この蓋物は、写真家の土門拳の依頼によって、焼いたもの。
報道カメラマンだった土門拳は、次第に日本の工芸品の美しさに魅入られ「古寺巡礼」の連載などを通して、古くからその土地に根付いたものに、新しい美を見出した。
取扱店舗
YAECA HOME STORE
素材:
陶器
通常価格 220,000円 (税込)